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by amor1028

★ホームレス生活を脱出~2年後、200万の貯金(1)

【【写真・動画あり】】:「ホームレス生活を脱出~2年後、200万の貯金(1)」、軽い気持ちでホームレスになろうとしている方、ホームレスの現実を知りたい方・・・詳細は「知識の泉 Haru's トリビア」をご覧下さい!!/キーワード:ホームレス, 路上生活者, 車上生活者, ネットカフェ 難民, マック 難民, 野宿生活


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私は元ホームレスを
しておりました。ホームレスの
現実を知りたい方は読んで下さい!!
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2011.7.24
matacoco

軽い気持ちでホームレスしてみようか、生きていくことは可能だろうし等と考えている方はこれを読んでください。

弁当の漬物一枚、これが人生でここまでおいしくってありがたいものだと思うのはおそらくホームレスをしていた頃だけでしょうね。嫌でもゴミ箱を漁って食べ残しを食します。飲みかけの缶ジュースも飲みます。生きるためです。

ホームレスをしていて腹が立ったことは何よりも、クソガキが面白半分にからかってくることです。そのクソガキ連中(16くらいの女です)はろくな人間ではないのは言うまでもありません。

やつらの会話で聞こえたのですが少年院に入ったことを自慢げに話していたりするような馬鹿ですから、こいつらが私にゴミを投げてきて笑い物にしていました。

そのほかにチャラチャラした大学生が私の所持品を盗んで行きましたホームレスからかばんを盗むくらいですから、金など入っていないのは私を見ると一目瞭然ですが 、私にとっては大切なものであることに変わりありません。面白半分に盗みをして平気でいるような人間は絶対に許されないと思います。

ホームレス生活は気候から逃れようがありません。冬寒くても公園で段ボールを毛布の代わりにして寝ていました。もちろん寒くて寝れたものではありません。精神状態もボロボロです。死にたい、そればかり考えていました。

寒さから逃れるために商店街のアーケードを歩きまわって時間をつぶす等しました。他のホームレスたちも商店街で段ボールにくるまって寝ているのをよく見かけました。

公園でブルーシートの家をこしらえているホームレスを誰しもみかけてことが有ると思いますが私にはそうした家もありませんでした。ホームレスのそうした家も撤去が進んでおりいつのまにか無くなっていたというのもよくありました。

最低限清潔さを保つこともとても苦労しました 。真冬に公園の水道で頭を洗ったりする、これだけでどれほど悲惨な生活かわかると思います。

洗濯もしなければなりません 。靴下や下着は公園の水道で洗うこともできますがやはり人目について汚いものを見る目で見られて惨めでした。

寝る場所は本当に苦労しました。冬の辛さは今でも忘れられません。寝る場所がないのですから。春になると昼間にでも地面に寝転がって寝ることはできますが、冬は外にいる限り寒くって常に震えていなくてはなりません。

図書館等に避難することはできますが寝ることはほぼできません。私のほかに図書館に避難しに来ているホームレスも少なくありません。しかし寝ていると職員から注意されますしやはり他の客からは汚いものを見る目で見られます。

何度も言いますが冬に暖かくして眠れる場所がないのです。蒲団にくるまって横になる というのはこれほど大変なことなのかと思いました。

冬でも一週間風呂に入らないと髪の毛が油でべっちゃりになってすごく痒かった。鏡を見ても髪の毛がずやずやになっていて不潔丸出しだった。銭湯を利用していたけどもちろん毎日入るなんてできないから一週間に一度入ることができればいいほうでした。特にきついのが頭を洗うことと足を洗うことでした。

ホームレスは同じ靴を履きっぱなしですので靴も足も臭くなります。靴を脱いで寝るのはほぼ無理です。公園で寝ているホームレスが持ち物を盗まれたりするのは日常茶飯事ですので持ち物は体から離さないようにして寝ないとならないので仕方ありません。

公園の水道でよく足を洗っていましたが真冬になるときつくてたまりません。あと髪を洗ってもドライヤーなどありませんので髪を洗うという行為も寒くて寒くて辛いものでした。

ホームレスでも最低限人目はきになりますので真昼間の公園の水道でザバザバ洗うなどなかなかできません。夜にこっそり洗うか障害者用の個室で洗うということもしていました。この障害者用の個室はホームレスがよくそうした目的で使用していました。

ホームレスによくある傾向ですが精神を病むみたいです。私が特に多く見てきたのですが突然誰もいないのに怒鳴りだしたり見えない誰かに向ってずっと話をしていたり異常な行為が多かったです。殴られたり文句をつけられたりしたわけではないですが一人ずっとブツブツと喋っているおじさんが多かったです。

私の周りにいたホームレスの収入源は99%が空き缶集めでした。彼らは自転車であらゆる場所のゴミ箱を漁って空き缶を拾い集めていました。早朝の4時にきっかりと集めに来るホームレスもいました。

ある程度規模のある駅のゴミ箱や商店街の自販機に設置してあるゴミ箱はすぐに空き缶がたまるのでそうした場所に常にホームレスが定住していました。ホームレス同士のケンカは見たことがありません。

ホームレス生活をしていて空腹にも困りました。ゴミ箱にある食べられるものはなんでも食べました。おやつの食べ残しが捨ててあったりカップめんの食べ残し等食べられるものは何でも食べました。

公園でジュースを飲んでいる男を発見すると飲み終えてゴミ箱に捨てるのを見届けて男が去ってすぐに残った数滴を飲んだり情けない生活でした。

そうはいっても最低限の人目は気にしてしまいます。近くに一般の人がいると「早くあっちへ行け!!」とばかり念じていました。数滴のコーラを飲むために。

前にも書きましたが漬物一枚があんなにおいしいものだと感じたのは生まれて初めてでした。ゴミ箱に捨ててある砂利だらけになった誰が食べたかわからない食べ残しのおかずを砂利をふるいながら食べる。それでもおいしいと感じました。

貧血が進んでいたみたいでよく立ちくらみを起こしていました。おなかいっぱい食事をしていた頃を思い出してはあの頃に戻りたいとよく思いました。

コンビニの賞味期限切れの弁当も狙いましたがどこのコンビニもゴミ箱には鍵が付けられており開けられないようにしてありました。とある飲食店の出したゴミ袋をあさっておかずらしきものを食べているホームレスを見た時には気の毒で見ているこっちまで惨めになってきました。しかし自分もなんら彼と変わらないことに気づき情けなくてたまらなくなったこともあります。

ビニールシートでこしらえた家等を持っているホームレス以外は全ての荷物を持ち歩くことになります。商店街の中を高齢のホームレスが両手に大きな紙袋を持ってよろよろと歩いている光景など見たことがあるのではないでしょうか。じっとしていればまだエネルギーを消費せずに済むのですがどうしても移動してしまうんです。

じっとしていると精神がおかしくなりそうというか行くところもないのですがじっとしていることもできないんです。自分もそうでした。公園のベンチにじっと座っているというのが苦痛でした。公園から公園まで移動してみたり商店街の露店の弁当を眺めていたり、そうした時間が一日の大半でした。

生活に最低限必要な荷物を持ち歩くといっても膨大な量です。タオルに下着や靴下等は一着のみでは生活していけれないので必然的に荷物も増えます。夏になると冬に来ていた上着等も脱ぎますのでまさに膨大な量です。

捨てるわけにはいかないので持ち歩かざるを得ません。外で寝る時も盗まれないように座ったまま荷物を抱きしめるようにして寝たり、横になって寝る時も体から離れないようにして寝る必要があります。これはとても大変なことでした。

ホームレス生活の中でぐっすりと寝たという思いは一度もありません。さらに公園のベンチもホームレスが寝て占拠できないように仕切りがしてあるところが多かったです。夜の商店街に新聞を敷いて寝る。ベンチで座ったまま寝るが基本的な姿勢でした。

冬は商店街の床も冷たくて夜を明かすことに苦労しました。あるきまわって寒さを紛らわせたりするのが精いっぱいでした。ベンチで荷物を抱きしめるように抱えて寝るというのは体勢がとても辛く腰と首と背中を痛めました。今は治りましたが猫背にならないと歩けないようになってしまいました。

さらに横になることが極めて少なかったので足に血がたまったのでしょうか、足がむくんでしまって常にパンパンに腫れあがり爪の色も紫色になっていました。

たまに横になって寝ることもありましたが座って寝ることに慣れてしまったせいなのか平衡感覚がおかしくなったように立ちくらみならぬ寝くらみがして吐きそうな感覚にもよく襲われていました。

寒さを凌ぐことにも大変な苦労をしました。日中は図書館等が開いていればそこへ避難をしますが24時間開いているわけではありません。ホームレスは24時間寒さから身を守らないとなりませんので残りの十数時間以上は寒さから逃れようがありません。

食事もまともにできませんので私はよく風邪をひいていました。明らかに高熱があると体で感じていた時も真冬の公園で新聞紙をかけて寝ていました。死んだらどれだけ楽になれることか、そればかり考えていました。

ホームレスになる前私は自殺未遂をしました。首つりをしました。ロープを木にくくりつけ座ったような状態で死のうとしました。意識はなくなりましたがおそらく時間にして数秒でしょう。すぐさま意識が戻りましたが壊れた機械のような呼吸の音が自分でも聞こえそれと同時に今まで経験したことのない苦しさに襲われました。

これもおそらく5秒ほどだったと思います。今思い出しても身震いがするような苦しさでした。結局この苦しさに負けホームレスをしながらでも生きていくことを選びました。このときのロープが食い込んだあざは半年消えませんでした。
(2へ続く)



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ホームレス生活を脱出~2年後、200万の貯金 (2) 




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by amor1028 | 2011-07-29 09:17 | ホームレス・路上生活者